THE ALFEE「やりたいこと続けられて幸せ」、“いつも通り”に50周年、コンサート本数3000本視野も「通過点」_スポーツ suv
3人組バンドのTHE ALFEEが、年コ25日にデビュー50周年記念日を迎える。本数本視1974年にシングル「夏しぐれ」でデビューして半世紀、野もメンバー変更や活動休止もなく、THEALFEEやりたいことられせいつもに5ンサート3000第一線を歩んでいる。続けて幸3人が現在の心境や転機を告白。通り通過日本のバンドとしてコンサート通算本数の最多記録(2918本)を更新中だが、0周前人未到の3000本に向けた思いも語った。年コ(加茂 伸太郎)
誰かがボケると、本数本視すかさず他の2人からツッコミが入る。野も部屋いっぱいに広がる和やかな空気、THEALFEEやりたいことられせいつもに5ンサート3000絶えない笑い声。50年間、第一線を走り続けてきたのも頷(うなず)ける。
高見沢俊彦(以下、高)「作ってできないですからね、スポーツ suvこういうのは。よく言うのは、全員が次男坊、責任を取りたがらなくて、『俺が、俺が』と前に出る人間がいないから。居心地いいよな~。他じゃ無理だもん、絶対に」
坂崎幸之助(以下、坂)「3人とも、お笑い好きなんです。クレージーキャッツ、ザ・ドリフターズ、ドンキーカルテットを見て、『音楽』と『お笑い』の要素が入っているでしょ。それも大きいと思います」
1974年「夏しぐれ」(作詞・松本隆、作曲・筒見京平)でデビュー。半世紀が過ぎようとしている。
高「19、20歳でデビューして50年、(僕と坂崎は)古希を迎えたわけです。でも、ずっと顔を突き合わせてきたからか、そこまで時間がたった感じはしない。管理職になったり、新聞社なら局長になったり、偉くなるなら分かるけど、ヒラのミュージシャンのまま。ギターを弾いて歌って、20代とやっていることは変わっていないですから」
坂「若い頃に『50年』って聞くと、そば屋、和菓子屋なら老舗だけど、実感としては『短かったな』です。ちょっと音楽が好きなヤツらが集まって、それが続いているだけで。自分が70歳、もう70年もたったの?っていう感覚です」
桜井賢(以下、桜)「学生時代から、THE ALFEEしか知らないからね。相も変わらず、ステージに立ってコンサートを続けられている。今日までやりたいことを続けられていて、幸せだなと思います」
明治学院大時代の同級生だった3人が在学中の1973年に結成。桜井と組んでいた坂崎が高見沢を誘い、2人を引き合わせた。高見沢と桜井は明治学院高から同じだったが、当時は別のグループに在籍していた。
桜「坂崎がライブハウスに高見沢を連れてきた時、『オマエ、何しに来たの?』って。高校から知っていたからね。あの時に一緒に演奏して、そこからずっと。俺はリーダーになって顎で使われている(笑い)」
高「顎で使ってねえだろ!(笑い)。桜井が音楽をやっているのは知っていたし、うまいグループだと思っていたけど。まさか一緒にやることになるとは」
坂「僕が最初に桜井と会ったのは高3の春、山野楽器のコンテスト。(僕みたいな)都立高の3年とは違い、大人っぽく感じたな」
桜「それは老けていたから(笑い)。一人だけ、めっちゃ老けていた!」
高、坂「アハハハ(笑い)」
バンドの転機は1975年12月、3億円事件をモチーフにした「府中捕物控」がレコード会社の判断で発売前日に中止されたこと。そのまま契約を解消し、79年に「ラブレター」で再デビューするまで3年以上、所属レコード会社がなかった。
高「最初は不満も言いましたけど、自分たちの立ち位置が分かったというか。オリジナル曲がないことの非力さを痛感しました」
デビュー時はアイドル路線で楽曲提供を受けていたが、一から出直すと決めた。かまやつひろしさん(享年78)、研ナオコ(71)らのバックバンドを務める傍ら、オリジナル曲の制作に励んだ。
高「ムッシュ(かまやつさん)の音楽の幅の広さ、ナオコさんのステージングのうまさ、たくさんのことを学び、吸収させてもらいました。ナオコさんは公演の真ん中に15分ぐらい、僕らのコーナーを作ってくれて。誰も知らない僕たちの曲をやらせてくれて、今でも感謝しています」
坂「ムッシュからは音楽の自由度を学びました。直接言葉で教えてもらうんじゃなく、背中を見て覚えろって感じかな。月に2、3本、自分たちでライブもして。毎回20人ぐらいを前に新曲を披露したり、カントリーに挑戦したり、いろいろなことをやりましたね」
高「フュージョンもやったよな。1軍デビューしたけど、ファームに落とされて(育成契約で)支配下を目指して練習している状況。自分たちに何が合うのか、暗中模索が続きましたね」
桜「まさに修業だったよな。ただ悲壮感はなかった。今思い返しても、楽しい思い出です」
バンドの未来について、高見沢は「『未来』だと漠然としてしまう。だから、僕らは1年ごとにリセットしてやっている」と語った。
高「今年は(12月29日の)大阪城ホールまで決まっている。そこまで頑張ってみようと思う。登山家が、山に登ったら次の山が見えてくると言いますけど、そんな感じかな。先のことは分からない。1年クリアしたら、また次の1年が見えてくる気がするな」
坂「いつも通りかな。毎年続けると、やっていくうちに次の目標、やりたいことが見えてくると思う」
17日現在、通算コンサート本数は国内最多の2918本を達成。通算3000本が視界に入ってきた。2000本公演(05年11月30日、埼玉・大宮ソニックシティ)の時は、プロ野球名球会の金田正一会長(故人)から祝福のビデオメッセージが寄せられた。
高「『3000本目指してください』と言われ、粋(な演出)だなと。励みになりました。名球会のブレザーまでいただき、うれしかったです」
坂「ミュージシャンで初めてじゃないかな、ブレザーもらったの。2000本の時ってそんなに意識していなかったけど、そこからプラス1000本でしょ。THE ALFEEにとっては通過点だけど、3000本は大きい数字だよね」
高「ミュージシャンは引退と言わない限り、続けられる。3人とも大病なく、健康でやって来られた。親にも感謝だし、周りにも感謝。感謝の気持ちを忘れないでいたいです」
ファンが待つ限り、一本一本を大切に、マイペースに歌い続けていく。
◆桜井今年ついにスマホデビュー
〇…「ガラケーで頑張る」と言い続けてきた桜井は今年、スマホデビュー。「世間に負けました(笑い)。ただ、変えて良かった」と笑顔。「音がいい。ブルートゥースで聴くと、メチャクチャいい音。最近、レゲエのアルバムを入れたんだけど、ハマッちゃって。今頃レゲエにハマるヤツ、なかなかいないでしょ」とうれしそうだった。
◆THE ALFEE(ジ・アルフィー)1973年結成。74年デビュー。83年「メリーアン」が大ヒット、NHK紅白歌合戦初出場。東京ドーム、東京国際フォーラム、パシフィコ横浜のこけら落とし公演を実施。2014年、明治学院大を名誉卒業。7月に50周年シングル「KO.DA.MA./ロマンスが舞い降りて来た夜」、今月14日に50周年トリビュートアルバム「五十年祭」発売。
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